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3月3日ひなまつり

今日はひなまつり、昨日まで春の陽気だった空が一転、今日は雨模様、夕方には雪になりました。
昨日早朝、好天を見計らって天杉一郎に会いに行きました。科学館から歩いて5分、まだまだ白い
景色を見ながらの散歩でした。
170302展望台接近
これが展望台、天然杉が群生する岩山です。天杉一郎はこの左裏にいます。


早朝の一郎
展望台の北側に回り込んで。 天杉一郎は右の大きな木です。


早朝の一郎4
U字に曲がった天杉一郎。どうしてこんな形になってしまったのでしょうか?

早朝の一郎5
近寄るととても立派に見えます。(レンズに水滴がついてしまいました。)

一郎の根っこ
さらに近寄ると、樹皮の表面に根っこが!これは専門用語で不定根と呼ばれています。
不定根がなぜに?

一郎の根っこ接近
さらに近寄ると細かい根っこも見えてきます。
杉は自分の身を支えるために曲がった幹の下側にあて材という強化組織をつくります。
あて材をつくるためには養分を供給する必要があります。
曲がった幹の下側に養分を供給するには土壌が被う山側まで根っこを伸ばさなくては
なりません。なぜならば一郎の曲がった根っこの下側は岩盤で根を張れない環境なのです。
根っこは乾きにとても弱い。でも、日当たりの悪い北斜面と一郎自らの樹皮を巧みに利用して
根っこを保護しながら伸ばしていくのでしょう。左に見える細い根っこは樹皮の隙間を利用して
樹皮表面及び内部の養水分を補給します。

一郎の根っこ最接近
これが樹皮上に広がった天然杉の根っこです。
樹皮を巧みに利用した根っこの姿です。おそらくコケまでも利用しているのでしょう。

一郎反対側
これは今までとは反対側の天杉一郎の姿、やや南西に向いた面にはコケは皆無です。
実はこちら側の面にも不定根が隠されていました。

早朝の一郎2

樹木の根っこはとっても不思議。土壌の中の菌と一緒に共生していると言われます。
人間でいえば腸、腸と腸内の細菌との関係に良く似ています。
腸は脳の起源と言われます。だとしたら、植物の脳は根っこかもという妄想が脳裏をかすめます。
先日、東京出張の際、気になる本を見つけました。
「土と内臓」 微生物がつくる世界 です。地質学者と生物学者の夫婦が書いた本でちょっと読みにくい
ところもありますが、興味深い本です。その中で 第13章ヒトの消化管をひっくり返すと植物の根と同じ働き
という章がありました。それに惹かれて衝動買い、私と似たような考えの人がいて少し安心しました。

今日はちょっと長く、そして難しい話になってしまいました。
これからは菌学が謳歌する時代になりそうです。生態学が菌学の進歩によってひっくり返される可能性すら
あります。
こんな時代に生きていてとても楽しい今日この頃です。 
















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